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果たして離婚ができますか?

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まず、あなたが離婚したいと希望したとして、実際に離婚できるかについて検討することが必要です。

離婚そのものは夫婦の合意の下、離婚届を作成し、役所に提出することだけで可能です。届出をする際、特に理由は必要なく、決めなくてはいけないことというとお子様がいる場合に親権者を夫婦どちらにするかということだけです。

ですが、果たして相手方は離婚に同意してくれるでしょうか。

これまでの夫婦関係が円満とは言い難く、お互いが何度も離婚を口にしたこともあるから、まさか今さら離婚に反対することはないだろうと高をくくっていたところ、強行に離婚に反対された、というケースは案外多いものです。

この点をしっかりと見極めることが重要となります。

また、離婚に反対された場合に備えて、ご夫婦が離婚の意思を持っていたことを証明できるような証拠を収集・保存しておくことも非常に大切です。

ご夫婦の間で決めた約束を記載した書面や、離婚について話し合っている過程でのやりとりや、不倫を認めている内容のメールやLINEなどが考えられます。

これらの資料を確保しておくことで、態度を翻して離婚に反対された際に説得の材料にしたり、調停や裁判をすることになった場合の証拠にしたりすることができます。

夫婦関係の中で証拠を残しておく、というのはなかなか難しいとは思いますが、もし、離婚の希望を持ち始めたのであれば、些細なものでも資料を残しておくことが、自身の希望を叶えるのに有用になるかもしれません。