トピック

離婚後の子どもとの面会 -親権者側の視点から②-

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前回に続き、面会交流を親権者側から考察してみたいと思います。

前回指摘した生活面での負担は、親権者の心理面にも重くのしかかります。ワンオペレーションを続ける親権者は、誰にも頼れない、自分がやらなければならない、体調を崩すわけにはいかない、という不安や重圧にさいなまれ続けることになります。

そして、経済面。2015年の国際的な調査では、日本のひとり親家庭の相対的貧困率は50.8%と調査時点ではOECDワーストでした。そして、その大きな要因となっているのが、離婚後の親権者とならなかった親による養育費支払率の低さです。平成28年の調査では、離婚後に養育費を受け取っている親権者の割合は24.3%にとどまっています。

これらの複合的な負担を親権者は負うことになります。そして、それら全てが面会交流の実施にとって障碍となりえます。

ここまで自分でまとめたものながら、これほどの負担を親権者が負うものかという思いです。そして、充実した面会交流の実現には、当事者間だけの調整では足りず、ひとり親に対する生活面、経済面の支援等、政策的な側面の支援必要であることも明らかになったと思います。